あがた森魚&はちみつぱいべいびぃろん(BABY-LON)
2017/4/26 Release CD / KICS-3484 / ¥3,000+税
唯一無二の”あがた森魚”のヴォーカルと日本語ロックの創世”はちみつぱい”の45年目のリアルタイム・ロック完成!
あがた森魚とベルウッド・レコードの45 周年を機に伝説のメンバーが集結。1972 年にキングレコードのプロデューサー三浦光紀によって設立されたベルウッド・レコードはその第一弾シングルとして、「赤色エレジー」(あがた森魚+蜂蜜ぱい)を同年4 月25 日に発売した。また、はちみつぱいは命名もあがた森魚であるが、鈴木慶一とあがたとの出会いによって生まれた。
当時キングレコードのプロデューサーの三浦光紀ははっぴいえんどと双璧になるであろうとはちみつぱいに注目したのだが、三浦氏曰く、「’71年の中津川フォークジャンボリーを編集しているときに「赤色エレジー」を発見。その後あがたさんの紹介で、渋谷の「B.Y.G」にはっぴいえんどとはちみつぱいのライヴを観に行き感動して、レコーディングしたいと強く思った」とのこと。
結果的にあがたのバックにはちみつぱい(当時は「蜂蜜ぱい」)を据え、合体デビューとなった。この所謂メジャー・デビュー・シングル「赤色エレジー」が60 万枚とも言われる大ヒット。言わばあがた森魚、はちみつぱい、三浦光紀の3者がベルウッド・レコードを大海へ押し出したとも言える。
今回のアルバムはベルウッド及びあがた森魚の45周年を機に、その3者が40年以上振りに集まり、制作されたもので、スタジオ風景もタイムスリップした観があった。往年と同様、スタジオでアレンジと録音が同時進行するスタイルは自由そのもの。各メンバーが無言で直接楽器でアイディアを示し、それを他のメンバーが膨らませ、あがたが歌う。サイケデリックなサウンドが響く中、次々と生み出せれた楽曲はどこかノスタルジックな気分になるが、他に類を見ない斬新なロック・ナンバーだ。そして、たとえ様のない魅力を持つアルバムが完成した。
アルバムのジャケットの写真は『センチメンタル通り』のジャケットを撮影した、井手情児氏によるもので、ここでも40年以上前のスタッフが参加、制作に華を添えている。
あがた森魚(Vo, G)
はちみつぱい:鈴木慶一(G, Pf), 渡辺 勝(G), 本多信介(G), 武川雅寛(Vn), 和田博巳(B)
プロデューサー:三浦光紀
【収録曲】
- アポロンの青銅器/作詞・作曲 あがた森魚
- 春一番にいかなくちゃ /作詞・作曲 あがた森魚
- もおたりぜいしょん/作詞・作曲 あがた森魚
- 大平原/作詞・作曲 あがた森魚
- 虫のわるつ /作詞 あがた森魚、渡辺 勝 作曲 渡辺 勝
- この夏リバティ/作詞・作曲 あがた森魚
- 森から生まれた獣たちは /作詞・作曲 あがた森魚
- 四月の雪 /作詞 あがた森魚 作曲 本多信介
- クリーニングはエイハブ /作詞・作曲 あがた森魚
- いつものようにただだまって /作詞・作曲 あがた森魚
- 港の純情 /作詞 あがた森魚 作曲 鈴木慶一
- 真夜中を歩く /作詞 あがた森魚 作曲 岡田 徹
- べいびぃらんどばびろん/作詞・作曲 あがた森魚
編曲 あがた森魚&はちみつぱい